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神の不在証明25 進化と生命の発生

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神の不在証明25 進化と生命の発生

原文:http://godisimaginary.com/i25.htm

 最近キリスト教徒のコミュニティーに注目すべき変化が起きた。キリスト教信仰をもつ人の多くが進化を認めるようになったのだ。例えばこんな記事がある。
 チャールズ・ダーウィンが生まれてからちょうど197年に当たる昨日、国内の数百の教会の聖職者が進化論に対する最近の攻撃をやめるように促し、多くのキリスト教徒が言う科学と信仰の対立など存在しないと明言した。アトランタ市の聖ダンスタン教会のパトリシア・シンプトン牧師は、昨日教会に集まった85人に「信じるために心を閉ざさなくてはならないような信仰は信仰ではない」と述べた。またエヴァンストンのメノー派教会では、新聞の論説委員で英語教授のスーザン・フィッシャー・ミラーが、「私は創造者としての神の存在を確信しているが、進化も神の計画の一部だったと思う」と語った。

 また一万人以上の聖職者が署名したこの文書(訳注:削除されていた)では
 多くの異なった教派に属するキリスト教聖職者である我々は、聖書の不滅の真理と近代科学の発見は、平和裏に共存できることを宣言する。我々は進化論が厳密な精査、多くの人間の知識、多数の成果の上に立つ自然科学の基本的な真理であることを信じている。この真理を拒絶したり多くの仮説の一つとして扱ったりすることは、故意に科学を無視しそのような態度を子供たちに植え付けるものである。

 興味深く、また理解すべき点として、進化論を受け入れるなら自動的に魂の概念を捨てることになる。なぜなら、進化が真実だと認めるなら聖書の創造の物語は誤りだと認めることになるからだ。魂はその同じ本に載っている概念であり、同じたぐいの神話なのだ。

 順序立てて考えてみよう。進化論が示すのは、この星の全ての生物は完全に自然の過程によって誕生したというものだ。今日の種の全ては、単純な単細胞生物から数十億年の時を経て進化してきたのだ。言い換えると人間の誕生に際して、聖書の創世記にあるような超自然的存在の介入などなかったということになる。

 このことについて考えると、進化によって生まれた存在は魂を持ちようがないことが分かる。人類は進化によって誕生したという意味においては、他の哺乳類、昆虫、植物、細菌と変わらない。地球上に住む他の全ての生物に魂がないなら、同じように人間にも魂はないのだ。魂という概念は人間の想像力が生み出した虚構に過ぎない。

 これは完全に合理的だ。進化の原動力は生物の生化学反応だ。生化学反応は驚くべき複雑さを持つが、単なる化学反応の集まりであって魂などない。そしてその化学反応が止まれば生物は死ぬ。化学物質の中に「魂」は含まれていない。

 最初の細胞はどこから来たのだろう。信者の多くは神が神秘的な力を使って、最初の生きた細胞を作ったと主張するだろう。もちろんこれは馬鹿げている。生命の起源を説明する科学はabiogenesisと呼ばれる。進化に超自然的な存在が関わっていないのと同じく、生命の誕生にも超自然的な存在は関わっていない。生命の誕生と種の進化は完全に自然の過程によるものだ。

 神は空想だ。天から地上に舞い降りてきて生命ないし人類を創造した「至高の存在」などいない。そのようなものが祈りに応えるということもない(不在証明2を参照)。魂も永遠の生命もない。科学はこれらが虚構であることを明確な形で教えてくれる。
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