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神の不在証明27 死後の生について

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神の不在証明27 死後の生について

原文:http://godisimaginary.com/i27.htm

 あなたがキリスト教徒なら、イエスはあなたの魂が永遠に生きることを保証してくれているのだろう。ヨハネ福音書3:16には、「神はその一人子を賜ったほどに、この世を愛してくださった。それは御子を信じる物が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである」とあるのだから。イエスを信仰しさえすれば、あなたの魂は天国に行けるのだ。

 だがそもそも、あなたは魂について考えたことがあるだろうか。死後の生がどのようなものかについて考えたことがあるだろうか。どのような形の生命が死後の生を得て、どのような形の生命は得ないのだろう。

 まず細菌から始めよう。細菌は魂を持ち、死後の生を得る存在だろうか。細菌は膨大な種類の分子が詰まった細胞膜の袋だ。これらの分子は様々な形で共同して働き、私たちが生命と呼ぶものを創り出している。これらの分子の働きは非常に興味深い物だが、化学反応に過ぎない。「生命の奇跡」は奇跡ではなく、巨大な化学反応なのだ。反応が止まると、細胞は死ぬ。

 さてここで質問だ。細菌が死ぬと、それは死後の生を得るのだろうか。

 アメリカでも細菌が死後の生を得ると考える人間はほとんどいないだろう。天国に細菌が引き起こす病気、腐敗現象、伝染病などが存在するという記述は聖書にないのだ。そして、そもそも何が天国に行くのだろう。細菌を構成する分子全てが別の次元に運ばれ、そこで反応を続けるのだろうか。もしそんなことが起こっているなら、毎日数千トンの化学物質が地球から消え去っているはずである。明らかに細菌に死後の生は存在しない。

 蚊はどうだろう。蚊は細菌よりずっと複雑だ。一つには、蚊は多細胞生物であり、細菌よりずっと多くの潜在能力を持つ。しかし蚊の細胞の一つ一つを覗いてみると、その基本的な機能は細菌とよくにていることが分かる。

 蚊は死後の生を得るだろうか。明らかに得ないだろう。これまでにどれだけの蚊が生き、死んだかを考えてほしい。蚊に満たされた天国など誰も想像したことがないはずだ。また細菌のときと同じ問題にも突き当たる。蚊が天国に行くには、蚊を構成する化学物質の全てを地球から天国に運ぶしかないのだ。

 ネズミはどうだろう。蚊のときと変わらない。ネズミは多細胞生物だが、それぞれの細胞は細菌と同じような小さな化学工場だ。犬やチンパンジーでも同じ事だ。

 さて、人間はどうだろう。

 人体は化学反応の集合体に過ぎない。人間の生命を維持する化学反応は、細菌、蚊、ネズミ、犬、チンパンジーの生命を維持する反応と変わらないのだ。その化学反応が止まれば、人間は死ぬ。細菌、蚊、ネズミ、犬、チンパンジーの場合と同じく、化学物質に「魂」は混ざっていないのだ。人体を作る化学物質のための天国など存在するだろうか。

 「魂」という概念自体が完全な空想だ。「魂」という考えは、自分がいずれ死ぬという事実を認めることができない多くの人のために、宗教が発明したものだ。信じれば気分は良くなるかもしれないが、あくまで空想の産物なのだ。

 生命および脳の活動を維持するのは化学反応であることを考えてみれば、「魂」というものがいかに空想的かがわかる。そしてそれに気づけば、宗教的な考え全てが溶けていくはずだ。

 サンタが空想だと気づいたときのことを思い出してみよう。一度分かれば、それがあまりに明らかであることに驚いたはずだ。トナカイは飛ばない。人間が煙突から降りることはできない。世界の全ての子供のためのオモチャを、ちっぽけな橇一つで運ぶ方法など存在しない。サンタが作り話なのは明らかだ。

 同じように、人間が巨大な歩く化学反応であることは明らかだ(反応がどのようなものかについては、この記事を参照のこと)。「魂」はサンタと同じような作り話だ。化学反応が止まると人間は死に、それでおしまいだ。

 このことを知っていれば、宗教に関する全てが空想なのが分かるだろう。神、聖書、イエス、復活、永遠の生命、天国… これら全ては人間の空想の産物だ。同じ事がアラーやコーランにも言える。種としての私たちは、このような宗教的教義の全てを何百年も信じてきており、現代でもほとんどの人が少なくとも幾分かは信じている。しかし、それは全て作り話だ。今日の「神」は、エジプト人、ローマ人、アステカ人が信じていた神と同じく虚構の存在なのだ。
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