原文:
http://www.darwinawards.com/darwin/darwin1994-16.html
(1990年、9月7日 オーストラリア)
男というものは大型トラックに愛着を覚えるようだ。
古いトラックのエンジンを盗むことを決意した34歳の泥棒の行動を説明するのに、これ以外の理由を考えつくだろうか。
トラックはアレクサンドリアのガラスリサイクル工場の外に駐められていた。このサイズのトラックのエンジンを取り出すには普通3人が必要で、上から引っ張り出すのが通常の方法だ。だが進取の気性に富むこのこそ泥は、エンジンは下から取り出す方がいいと判断した。
彼は
運転席の下に潜り込むと、ボルトを緩め始めた。
突然エンジンブロックは緩んで落下し、彼の顔を直撃した。彼はこれにより即死した。警察は彼には少なくとも1人の共犯者がいることを、近くの茂みにあった吐瀉物から判断した。
次の日の早朝、従業員が泥棒の死体を見つけた。工場の経営者によると、トラックはもともとスクラップになる予定のものだったという。「もしその泥棒が来て、あれをくれと言っていたら、あげたのに」。