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ダーウィン賞 照明オフ

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ダーウィン賞 照明オフ

原文:http://darwinawards.com/darwin/darwin1999-36.html

(1999年8月13日 カリフォルニア州)
 13日の金曜日に、スコットと妹のキンバリーは年一回のペルセウス座流星群を見ようとしていた。天文学者を夢見るスコットは、空をよく見ようとして天体望遠鏡をセットした。残念ながらスコットは、流星群の観察のために天体望遠鏡を使用する愚に気づかなかったようだ。天体望遠鏡など邪魔なだけであり、裸眼で見たほうがずっと多くの流星を観察できるのだ。もっと多くの流星を見るためには、町の灯りを離れて砂漠や山に行くことが望ましい。

 天文学者に向いていないことを立証してしまったスコットは、今度は電気技術者にも向いていないことを立証してしまった。近くの街灯のぎらぎらした光に我慢できなくなった彼は街灯の根元にあった4000ボルトの電線を切断しようとしたのだ。彼はこの無益な行為のすぐ後に、病院で死亡を宣告された。

 金曜日の午前1時にスコットは街灯の基部にある点検用の蓋を開け、それから直径2cmの電線をのこぎりで切り始めた。キンバリーは彼の背中から閃光が走るのを目撃した。

 スコットにはコンピューターを部品から組み立てたり、警報ベルを自作する技術があった。「息子は問題を解決しようとしたが、頭を使わなかったせいで失敗した」と父親は嘆く。「彼は電気の危険を理解していなかった」。

 電力会社のスポークスマンは「分かりもしないのに電気をいじることの危険を示す例です」と述べた。スコットの友人は「スコットは自分の手でやるということに取り付かれていた。奴はこれまでにもたくさん危険なことをやっていた。今回は致命傷になったのさ」と回想する。他の友人は「勇気と無謀を混同してはいけない」と話した。

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