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都市伝説 早すぎた埋葬

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都市伝説 早すぎた埋葬

原文:http://urbanlegends.about.com/od/horrors/a/buried_alive.htm

 僕の曾祖母はだいぶ長く病床についていて、数日間の昏睡状態を経てとうとう亡くなった。曽祖父の嘆きようはすさまじかった。何しろ二人は50年もの間連れ添っていたからね。長く結婚生活を送っていたから、二人は互いの心の最も奥底まで知り尽くしていたんだ。

 医者が曾祖母の死を宣告した後も、曽祖父はそれを認めようとしなかった。曾祖母を埋葬する準備のため、周りの人は曽祖父を曾祖母の遺体から文字通り引き剥がす必要があった。

 この時代には家族の遺体は裏庭に埋めていた。防腐処理なんか行わず、棺に入れて適当な場所に遺体を納めるだけだったんだ。この作業の間、曽祖父は半狂乱になってやめさせようとしたので、鎮静剤を打たれてベッドに寝かされることになった。これでやっと、彼の妻の埋葬ができたわけ。

 その夜、曽祖父は妻が狂ったように棺の蓋を引っかいている夢を見て、目が覚めた。曽祖父はすぐに医者に電話をして、曾祖母を掘り出してくれるよう頼んだ。医者はもちろん拒否したけど、曽祖父はそれから一週間毎夜この夢を見ては、妻を墓から出すように頼んだ。

 最終的に医者は根負けして、見物人が見守る中遺体を掘り出すことにした。棺のふたが開けられると、全員が恐怖で息を飲んだ。曾祖母の爪は剥がれかけていて、棺の中には明らかに引っかいた跡があったんだ。

分析
 現在のように防腐措置が普及する前は、このような事態が稀に起きたのは事実だ。1886年1月18日のニューヨークタイムズには、18歳の少女が早すぎた埋葬の被害にあった例が載っている。地下6フィートの位置にある棺の中で目覚めるというのは、愉快なことではない。

 生きているか死んでいるかをチェックするための技術はなかなか出来なかったし、19世紀の医者というのは無学か無能か、あるいはその両方かだった。だからこの時代には生きている人間と死体が混同されるということがありえた。

 だが18世紀から19世紀にかけてのヨーロッパと北米では、早すぎた埋葬について一種のモラルパニックが発生していたのも事実だ。そのパニックの度合いは、実際に起きていたことより遥かにひどいものだった。歴史家はこの現象について、窒息したり溺れたりした人間は、一見死んだように見えるが後で蘇生することがあるという事実によって、パニックが助長されたのではないかと考えている。当時の人間はこの事実を、死んでいるように見える人間全般に適用してしまうことが多かったということだ。

 19世紀の人間にとって「大急ぎで埋葬される」ことに対する恐怖は非常に強かったので、棺の中に外部に信号を送る設備をつけるよう遺言を行う者もいた。そのような設備が有効活用されたことがあったかは分かっていない。

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