忍者ブログ

海外ゲテモノ情報

管理人が見つけたおもしろい海外サイトを翻訳するブログ。

神の不在証明5 聖書を読むと

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

神の不在証明5 聖書を読むと

http://godisimaginary.com/i5.htm

訳注:聖書からの引用につきましては聖書の杜(http://bible.monochro.com/)を参考としています。

 
 私たちは友人同士だとしよう。ある日私たちは話している。

私:この本は信じられないくらい素晴らしいよ。

あなた:何の本だい?

私:よりよい人生を送るための手引き書だよ。それから、僕たちと子供たちのためのよりよい社会を作るためのガイドでもある。この本は僕の人生を変えたよ。

あなた:すごく重要そうな本だね。誰が書いたの?

私:作者はたぶん、この宇宙で一番賢い人だよ。

あなた:すごい。もし宇宙一賢い人が書いたんなら、きっととんでもなく素晴らしいことが書いてあるんだろうね。是非読んでみたいんだけど、今持ってる?

私:もちろんだよ。いつも持ち歩いてるんだ。読んでみてよ。

 あなたが本を開けると、こんなことが書いてある。

だれでも父または母を呪う者は殺されなければならない。彼が父または母を呪ったので、その血は彼らに帰するであろう。

人の妻と姦淫する者、すなわち隣人の妻と姦淫する者があれば、その姦夫、姦婦は共に必ず殺されなければならない。

その父の妻と寝る者は、その父をはずかしめる者である。彼らは二人とも必ず殺されなければならない。その血は彼らに帰するであろう。

子の妻と寝る者は、二人共に必ず殺されなければならない。彼らは道ならぬことをしたので、その血は彼らに帰するであろう。

女と寝るように男と寝る者は、二人とも憎むべきことをしたので、必ず殺されなければならない。その血は彼らに帰するであろう。
(旧約聖書 レビ記)


 あなたは何を言っていいか分からず、私をしばらく見ている。

あなた:これを書いたのは宇宙でもっとも賢い人間だと言ったよね。もし作者の主張に従うんなら、アメリカの人口の半分を殺さなくちゃならないよ。親に反抗した人間、浮気をした人間、同性愛者は全員殺せと言うんだから。

私:いやあのね。実はその本は二冊組になっていて、君が読んでるのは旧約なんだ。古い部分の内容はそのまま実行する必要はないんだよ。

あなた:宇宙でもっとも賢い人間が、浮気した人間と同性愛者は皆殺しにしろといったん要求したけど、考えを変えたって言いたいの?あんまり知的な行動とは思えないけど。そもそもなんで君は私が読みたいって言ったとき、古い部分の方を渡したわけ、もうその部分は必要ないんでしょ。

私:いや、一部はそのまま実行すべきなんだ。

あなた:さっき、実行しなくていいって言ったよね。

 あなたが他のページをめくると、このような記述を発見する。

あなたがヘブル人である奴隷を買うときは、六年の間仕えさせ、七年目には無償で自由の身として去らせなければならない。彼がもし独身できたのならば、独身で去らなければならない。もし妻を持っていたなら、その妻は彼とともに去らなければならない。もしその主人が彼に妻をあたえて、彼に男の子また女の子を産んだならば、妻とその子供は主人のものとなり、彼は独身で去らなければならない。
奴隷がもし「私は私の主人と、私の妻と子供を愛します。私は自由の身となって去ることを好みません」と明言するならば、その主人は彼を神のもとに連れて行き、戸あるいは柱のところに連れて行って、きりで彼の耳を刺し通さなければならない。そうすれば彼はいつまでも主人に仕えるだろう。

もし人がその娘を女奴隷として売るならば、その娘は男の奴隷が去るように去ってはならない。彼女がもし彼女を自分の者と定めた主人の気に入らないときは、その主人は彼女があがなわれることをこれに許さなければならない。彼はこれを欺いたのであるから、これを他国の民に売る権利はない。
彼がもし彼女を自分の子のものと定めるならば、これを娘のように扱わなければならない。彼がたとえ他に女をめとることがあっても、前の女に食物と衣服を与えることと、その夫婦の道とを絶えさせてはならない。彼がもしこの三つを行わないなら、彼女は金を償わずに去ることができる。

人を撃って死なせた者は、必ず殺されなければならない。しかし、人がたくむことをしないのに、神が彼の手に人をわたされることのあるときは、私はあなたのために一つのところを定めよう。彼はそこに逃れることができる。しかし人がもし、ことさらにその隣人を欺いて殺すときは、その者を私の祭壇からでも、捕らえていって殺さなければならない。

自分の父または母を撃つ者は、必ず殺されなければならない。

人をかどわかした者は、これを売っていてもなお彼の手にあっても、必ず殺されなければならない。

自分の父または母を呪う者は、必ず殺されなければならない。

人が互いに争い、その一人が石または拳で相手を撃ったとき、これが死なないで床につき、再び起き上がって杖にすがり、外を歩くようになるならば、これを撃った者は許されるであろう。tだその仕事を休んだ損失を償い、かつこれに十分治療させなければならない。

もし人が杖をもって、自分の奴隷を撃ち、奴隷が死んだならば必ず罰せられなければならない。しかし彼が一日か二日生き延びるなら、その人は罰せられない。奴隷は彼の財産だからである。
(旧約聖書 出エジプト記)
 
 あなたはまた唖然とする。本の作者は奴隷制を擁護し、奴隷を傷つけたり殴ったりすることを認めている。あなたは私をしばらく見つめて言う。

あなた:ふざけてるんだよね?「宇宙でもっとも賢い御方」は、奴隷制はOKで奴隷を殴るのは自由だと言ってるけど。

 さらに他のページを見ると、このようなことが書いてある。

男は怒ったり争ったりしないで、どんな場所でも清い手をあげて祈ってほしい。また女は慎ましい身なりをし、適度に慎み深く身を飾るべきであって、髪を編んだり金や真珠をつけたり、高価な着物を着たりしてはならない。むしろ良いわざをもって飾りとすることが、信仰を言い表している女に似つかわしい。
女は静かにしていて、万事につけ従順に教を学ぶが良い。女が教えたり、男の上に立ったりすることを私は許さない。むしろ静かにしているべきである。なぜならアダムが先に造られ、それからエバが造られたからである。またアダムは惑わされなかったが、女は惑わされて過ちを犯した。しかし女が慎み深く、信仰と愛と清さを持ち続けるなら、子を産むことによって救われるであろう。
(新約聖書 テモテへの第一の手紙)

 あなたは何を言っていいかわからなくなるが、ようやく声を出して言う。

あなた:冗談なんだよね?「女が教えたり、男の上に立ったりすることを私は許さない」?完全に性差別だけど。アメリカには女性の教師がたくさんいるし、企業や政府の役職についている女性もそこらじゅうにいるよ。知的な人間なら、女性は黙っているべきだなんて思わないよ。

 あなたはページをめくり続けるが、その内容のほとんどは完全に意味不明だったり、見当違いだったり、不愉快だったり、まったくの誤りだったりする。

 もしあなたが科学者なら、この本がはじめからおかしいことに気づくだろう。

はじめに神は天と地を造られた。
(旧約聖書 創世記)
 
 これは正しくない。私たちが知るように、宇宙を造ったのは自然現象であって神ではないし、地球ができたのは宇宙ができてからずっと後のことだ。創世記の物語は完全に間違っている。例えば聖書では、昼と夜は水の後、太陽の前に造られたとされている。まず太陽が先にでき、それから惑星ができて自転(これが昼と夜をつくる)を開始し、最後に水ができたのだということは誰もが知っている。聖書には他にも多くの問題がある。

・人間は神によって塵から造られたのではない。他の種と同じく、進化によって生まれた。

・聖書では洪水によって世界が5.5マイルの水で覆われ、地上に生きる者全てが死んだとしているが、そんなことが起こらなかったことは地質学的にはっきりしている。

・バベルの塔なんてものがあった証拠はない。

 リストはまだまだ続く。聖書の記述は科学的に馬鹿げている。

 簡単な質問をしたい。なぜ聖書を読んでも、畏敬の念に打たれるということがないのだろう。全知の存在が書いた本は、なぜ驚きと感動を引き起こすようなものでないのだろう。普通、全知全能で愛である宇宙の創造者が書いた本を読めば、著者の知性と見識に度肝を抜かれるのではないだろうか。その本を読むと、ページをめくるたびに著者の巧みな文章と壮大な洞察の虜になるはずだと思わないだろうか。読者は著者が科学者がまだ発見していないことを教えてくれると期待して当然ではないだろうか。

 私たちが聖書を実際に読むと、聖書はまったくそのようなものではないことが分かる。聖書を読んで残るのは、意味不明で後進的な内容に対する驚愕であって、決して畏敬の念ではない。聖書に実際に何が書かれているかをちゃんと読めば、聖書は馬鹿げていると悟ることになる。上に上げた例は、聖書の膨大な問題の一部に過ぎない。この本に「全知の」神が関わっていないのは明らかだ。

 聖書に数多くの意味不明な記述があるのは、神が空想だからだ。聖書は数千年前の原始的な人間が書いた本に過ぎない。無意味な殺人、奴隷制、性差別を推奨するような本は、今日の社会で何らかの役割を果たすべきではないのである。

 






 


 

PR

コメント

プロフィール

HN:
susc
性別:
非公開

P R