原文：http://darwinawards.com/darwin/darwin1999-25.html

（１９９９年１２月　デンマーク）
　ヨーロッパを冬の嵐が襲っていた。暴風は時速１１０マイルに達し、海岸には大波が打ち寄せていた。ある女性は「今世紀のデンマークで最大の嵐」のニュースを夢中になって見ていたが、テレビの映像が急に不鮮明になってよく見えなくなった。屋根の上のアンテナが緩み、ガタガタ振動し始めたのだった。

　どんな情報も見逃すまいとしていた女性は、突風の中屋根に上ってアンテナを直すことにした。その結果彼女は暴風で屋根から落下し、死亡した。ささやかな慰めとして、それから数日間彼女はニュースの主役になることができた。