原文:http://www.darwinawards.com/darwin/darwin1994-26.html
(1989年 南アフリカ)
ヨハネスブルクのダウンタウンでは、常に新しくてモダンな建物が建設されている。この話に出てくる建物は鉄骨で組まれており、最後にそこにガラスがはめ込まれることになっていた。
18階で一人の技術者が骨組みを点検していた。彼は作業員の一人に、もうすぐガラスがはめ込まれる外のスペースに突き出た足場の内側の端に立つように頼んだ。作業員が平衡を保つおもりとなったことで、技術者は足場を渡って外に出ることができた。外側の様子を確認すると、技術者は点検を続けた。
技術者が去った後、作業員は好奇心に負けた。彼は足場を渡って技術者が何を見ていたかを確認しようとした。
幸運だったのは、作業員が落ちたとき下に歩行者がいなかったことである。
この作業員は全くの愚かさにより、自分自身を遺伝子プールから除去した。しかしこの技術者のほうも、理由を説明することなしにこのような頼み事をし、その結果行く先々に死体を残しているのではないか、という人もいるだろう。