原文:
http://darwinawards.com/darwin/darwin1999-57.html
(1999年6月 フロリダ州)
オキチョービ地方の捜査官は、28歳のブライアンの死は彼の妻の性癖によるものと確信している。その性癖とは、性的快感を得るためにウサギやネズミを痛めつけるというものである。29歳のステファニーは夫ブライアンの死について、2年間の保護観察と社会奉仕を言い渡された。ブライアンは
自分のSUVの車輪の下で潰れているところを発見されたのだ。
ステファニーは夫を轢いたのは自分であることは否定しなかったが、警察に小動物を虐待して殺しているところを映したビデオテープを提出した。登場人物が彼女であることは、脚に入ったタトゥーで分かった。
このような「圧縮」ビデオは、特に女性が動物を殺しているところを見ると、性的快感を得る人々向けに売られている。「ひどく残酷で不愉快なものでした」と州の法律家の助手を勤めるベルナルド・ロメオは述べた。「最初に感じたのは、彼女に最大限の罰を与えるべきだということでした」。
しかしステファニーはビデオに出演しないと夫に殴られるため、仕方なく出演したのだと熱心に訴えた。ステファニーは7月に2件の重度の動物虐待で起訴されたが、起訴内容は後に軽犯罪に差し替えられた。
彼女の夫が車輪の下敷きになって死んだのは、おそらく成人同士の合意による性行動の結果なのだろう。
しかし地面に横たわって、自分が「圧縮」ビデオに出演させていた女が運転する車に轢かれようとするような男は、ダーウィン賞受賞に値するといわれても仕方ないだろう。