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都市伝説 ベビーシッター

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都市伝説 ベビーシッター

原文:http://urbanlegends.about.com/od/horrors/a/The-Babysitter-And-The-Man-Upstairs.htm

 ある夫婦が夕食に外出する間、ベビーシッターを雇うことにした。応募してきた女子学生に彼らは、自分たちは遅くまで戻らない、赤ん坊たちは寝てるから起こさないでいいと伝えた。

 ベビーシッターはボーイフレンドからの電話を待ちながら宿題をやっていた。しばらくすると電話が鳴った。彼女は受話器を取ったが何も聞こえず、それから電話の向こうの誰かが電話を切る音が聞こえた。しばらくしてまた電話が鳴った。彼女が受話器を取ると、今度は相手は冷たい声で「子供たちの様子を見たか」と聞いた。

 彼女は最初、電話をかけてきたのは赤ん坊たちの父親だと思い、電話を無視した。宿題を続けているとまた電話が鳴った。「子供たちの様子を見たか」、電話の向こうの人物はぞっとするような声で聞いた。

 「マーフィーさんですか。」彼女は聞いた。だが電話はそのまま切れた。

 彼女は夫婦が食事を取っていると聞いたレストランに電話をかけてみたが、マーフィー氏はすでにレストランを出たとのことだった。そこで彼女は警察に電話し、知らない人から電話がかかってくると訴えた。「そいつはあなたを脅したんですか」と警察は聞いた。彼女はいいえと答えた。「それなら我々に出来ることはありません。とりあえず電話会社にいたずら電話について報告してください」と警察は言った。

 数分後、また電話がかかってきた。受話器をとると、「何故子供たちの様子を見に行かない」という声が聞こえてきた。
 
 「誰」と彼女は聞いたが、電話はそのまま切れた。彼女は再び警察に電話し、「怖いんです。そいつは外から私を見てるみたいなんです」と訴えた。

 「そいつの姿は見えますか」と警官は聞いた。彼女はいいえと答えた。「出来ることはあまりないですね」と警官は言った。ベビーシッターはパニックになり、とにかく助けてくれと懇願した。「わかりました。まず電話番号と住所を教えてください。そいつが電話をかけてきたとき、一分持たせていただければ、逆探知が可能です。ところでお名前は」と警官は言った。

 「リンダです」
 
 「分かりましたリンダさん。そいつがまた電話をかけてくれば、逆探知ができるように最善を尽くします。だからそこでじっとしていてください。」

 「はい」と彼女は答えた。それから彼女は外から自分の姿が見えにくくなるように、照明を消した。そこにまた電話がかかってきた。

 「俺だよ」馴染みの声がした。「なんで照明を消したんだ」。「私を見てるの?」、彼女はパニックになった。「私を怖がらせて面白がってるの?」。

 「いや」
 
 長い沈黙のあと、相手はこう言った。「お前の血が欲しいのさ」
 
 彼女は受話器を放り出し、恐怖に震えた。すぐにまた電話があった。「来ないで!」、彼女は叫んだが、それは警官からの電話だった。彼の声は切迫していた。

 「リンダさん。逆探知の結果、電話はその家の別の部屋からであることが分かりました。すぐに家を出てください!」

 彼女は正面玄関から外に出ようとしたが、チェーンをかけたままだった。チェーンを外しながら彼女が後ろを振り返ると、階段の上の子供部屋から光が漏れていた。男はそこから電話をかけていたのだ。

 彼女がようやく外に飛び出すと、銃を持った警官たちが家の中に駆け込んでいった。彼女はもちろん無事だったが、警官たちが連れ出した侵入者の服には返り血がついていた。3人の赤ん坊は全員殺されていたのだ。

調査結果
 学生たちは60年代からこの話をしているが、一般の人々にこの都市伝説が広まるきっかけになったのは、When a Stranger Callsという1979年公開の映画だ。もちろん現実の事件を基にした映画ではないのは誰もが知っていたが、大きな家の中で一人他人の子供を世話するのがどんな感じなのかを知っている者にとっては、もっともらしいシナリオではあった。

 「この伝説のもっとも恐ろしい点は、ベビーシッターにはまったく状況をコントロールできないことだ」と都市伝説研究家のGail De Vosは書く。「電話をかける男は、慣れない家の中にいるベビーシッターが既に感じている当然の不安を増幅している。ベビーシッターなら誰であれ、これが本当に起きてもおかしくないと感じるはずだ」。

 警察がせいぜい20秒で電話を逆探知できることや、警官がそんなに早く現れるという不自然さに注目しよう。この話は警告型の都市伝説に分類される。話の主要な目的は怖がらせることで、適切な情報を提供することではないのだ。40年以上続いていることは、この話がどれだけ成功したかという証拠だ。
 

 

 

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