原文:
http://darwinawards.com/darwin/darwin1999-50.html
(1999年 アメリカ)
アメリカ海軍発行の安全冊子は、禁止事項を守らなかったために発生した事故について紹介している。あるページにはマルチメーターを不適切なやり方で使用したために起きた死亡事故が紹介されている。この兵士は人体の電気抵抗に関心を持っていた。彼はシンプソン社のマルチメーターを持っていたが、これは9ボルトの乾電池で駆動するものだった。たいした電圧でないように見えるかもしれないが… 誤った使い方をすれば致死的になることもある。
兵士はそれぞれの手でプローブを握り、親指から親指までの自分の体の電気抵抗を測ろうとした。しかしプローブの先が尖っておりまた強く握り締めすぎたため、プローブが皮膚を突き破ってしまった。塩分を含む液体、すなわち血に出会った電流は兵士の心臓に向けて一直線に突き進んだ。その結果彼は心室細動を起こし、電気抵抗の測定結果を見ることなく死亡した。
教訓? 海軍の安全冊子は人体に刺さる可能性がある物体についていくつか例を挙げている。
管理人コメント
たった9ボルトで死ぬんだね。電気椅子で2000ボルトの電流を流す必要ってあるのかな。