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ダーウィン賞 ジェットコースター

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ダーウィン賞 ジェットコースター

原文:http://darwinawards.com/darwin/darwin1999-26.html

ジェットコースターの上で体を動かしてはならない

(1999年8月23日 バージニア州)
 ニューヨークの学生がリッチモンドの北にある遊園地で、ショックウェーブという立ち乗りタイプのジェットコースターに乗っていて死亡した。遊園地の広報官によると、この学生がジェットコースターから落下したのは安全装置の不備でも人為的なミスでもなく、本人の愚行が原因だったということだ。

 ショックウェーブにはループ、サイドスパイラル、逆ループなどがあり、乗客は足を床に固定して自転車のようなシートにまたがるようになっている。

 調査によるとこの学生は、手を自由に上げられるようにするために安全ベルトを外していたとのことだ。体を固定していなかったため、最初のループで彼はコースターから放り出され、遊園地内の通路に落下した。彼は頭部に重傷を負い、死亡した。


ジェットコースターの下に潜ってはならない

(1998年 カリフォルニア州)
 ジェットコースターの事故にまつわる話は悪夢の詰め合わせのようだが、その大部分は都市伝説であることが分かっている。テッド・オームクの「ジェットコースターの科学」が明らかにしたところによると、「過去11年にそのような形で死亡した人は42人に過ぎない」。

 42人という数をどう考えるかは微妙なところだが、いずれにせよこの話に登場する不運な中年男性がその一人であることは確かだ。

 このダーウィン賞受賞者はジェットコースターに乗っていて野球帽をなくしてしまった。ジェットコースターの下に潜るのが危険なのは最低限の判断力があれば分かるが、さらにコースターのレールには15フィートごとに「立ち入り禁止」の標識があった。しかし、ジェットコースターを降りたこの男性は常識も警告表示も無視した。彼はフェンスをよじ登って帽子を回収しようとして、ジェットコースターの乗客の足にぶつかったのだった。これにより彼の頭部は切断された。帽子の回収にも失敗したが、いずれにせよもう必要はないだろう。

 なお彼に足をぶつけた女性も脚に怪我をしたうえに靴をなくし、その損害に対する訴訟を起こした。
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