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Conservapedia 聖書の科学的先進性3

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Conservapedia 聖書の科学的先進性3

原文:http://www.conservapedia.com/Biblical_scientific_foreknowledge

 前の投稿からちょっと時間が経ちましたが、キリスト教保守派のサイトConservapediaの「聖書の科学的先進性」という記事の続きを紹介します。いやあこれ訳してて思うのは、こういう人たちってある意味頭いいんだなってことですね。ほんと、ここまで無茶なこじ付けができるのには感心します。太字=引用文 細字=管理人によるツッコミ


 20世紀の大半にわたり、科学者たちは地球外生命体の存在を信じていたが、聖書には地球外生命体についての記述はない。地球外生命体の探索に数十億ドルが費やされたが、そのような生命体は見つかっていない。

 聖書に地球外生命体についての記述がないのは、単に当時の人間にとって自分が住んでいる土地とせいぜい隣国が世界の全てだったからだと思われます。


 ヨブ記には神が「世界をぶら下げている」という記述がある。ギリシャ神話では世界はアトラスの腕に支えられているとされており、ヒンドゥー教やアメリカ先住民の神話では世界はカメの背に乗っているとされていた。宇宙が空だと分かったのは20世紀になってからだが、聖書はこの事実を予見していたのだ。
 
 「私が地の基をすえたとき、あなたはどこにいたか」、ヨブ記に登場する神の言葉です。「地の基をすえる」っていう言葉の意味を普通に解釈すると、世界は何らかの土台の上に載ってるってことですよね。つうことはここで非難されているヒンドゥー教や先住民の神話と変わらないじゃないですか。
 この書には他にも不穏な表現があります。神は海に対して「ここまで来てもよい、超えてはならぬ、お前の高波はここにとどまるのだ」と言っているのです。この言葉からイメージされるのは、平らな世界のまわりを取り囲む海と、その海の水が淵から下に落下しないように命令している神の姿です。聖書が当時のほかの宗教より先進的な宇宙観に従って書かれたとは、とても思えません。


 マルコ福音書の4:22には、何でも隠されているもので現れない物はなく、秘密にされているもので明るみに出ないものはないとある。実証的な統計によると、世界の犯罪の大半は解決されている。

 
「何でも」と「大半」ではかなり隔たりがあると思います。ついでに言っておくとアメリカの犯罪検挙率は20%程度(実は日本も似たようなもの…)です。聖書の科学的真実とやらは熱心なキリスト教徒が多いアメリカには当てはまらないもののようです。不思議ですね。


 創世記によると人間だけが善悪を知っており、そのために衣服をまとうのだとある。科学者は何度も動物が道徳の感覚を持つことを証明しようとしてきたが、そのような試みは全て失敗に終わっている。また人間以外のどの動物も衣服をまとうことはない。

 
人間以外のどの動物も衣服をまとうことはない? あのう、ミノムシとかトビケラの幼虫の立場はどうなるのでしょうか。動物の道徳に関しては、「共感の時代へ」という本をお勧めします。


 ヨナ書にはヨナが巨大な海洋生物に飲み込まれ、3日経って生きたまま吐き出されたという記述がある。科学者は飲み込まれたものは強力な胃酸によって消化されてしまうので、そんなことは不可能だと断言してきた。

 2010年に科学者は北西部の海岸に座礁して死んだクジラの胃の中に、スウェット、ゴルフボール、ビニール袋、タオル、ダクトテープ、手術用手袋がそのままの状態で残っているのを見つけた。

 
そういう石油化学製品が胃酸で消化されないという事実と、人体が消化されなかったという記述の間には、海より深い隔たりがあるように思います。ついでに言っとくと、呼吸はどうしたのでしょうか。
(引用およびツッコミ終わり)

 
 つうことでこの記事の紹介はこのくらいにしときます。にしても訳してて思ったんですが、こういう無理なこじつけっていうのは逆に聖書を侮辱してる気がします。もし神が聖書を書いたとして、無茶な拡大解釈で聖書を科学と一致させようって言う信者の行為を喜ぶんでしょうか。管理人はその辺を凄く疑問に思うのですが。



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