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ダーウィン賞 セルフ放火魔

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ダーウィン賞 セルフ放火魔

原文:http://darwinawards.com/darwin/darwin1999-06.html

(1999年 3月5日 イングランド)
 クリストファー ピーターは金曜日の夜、ビール1ケースを持って帰宅した。「夫はビールを大量に飲んだかと思うと、今度は煙草を吸い始めた」と妻のジャクリーヌは語る。自殺願望でもあったのだろうか、それとも単に愚かだったのだろうか。

 彼はさらに飲み続けた。ジャクリーヌは夫が酔っ払いながらライターにガスを入れようとして失敗し、ジャンパーにその可燃性の液体をこぼしたのを見た。彼女は警告したが、夫は気にとめなかった。

 この35歳の男はライターを試しに着火してみた。そして酒のせいかプチ放火魔に早変わりし、自分のズボンに火を着けてみることにした。当然火は燃料をこぼしたジャンパーに燃え移り、彼はリビングで火達磨になった。

 全身に火が着いた場合、地面を転がれば火への酸素供給を絶つことができる。しかしクリストファーはそれをしなかった。代わりにパニックになったあげく窓から飛び降り、道路に落下した。なおこれにより、カーテンおよび落下地点のそばに止めてあったBMWに火が着いた。彼の行為は炎にさらなる酸素を供給することになり、火勢はいっそう強くなった。

 ある隣人は最初炎をたき火によるものと思っていたが、すぐに燃えているのが隣家の主人であることに気づいた。彼は家から飛び出してバスタオルで火を消してやろうとしたが、効果は無かった。

 液体燃料による炎は非常に高温だったため、クリストファーは全身に重度の火傷を負い、まともな状態で残っているのは足先だけだった。彼は病院に運ばれてすぐに死亡した。検死陪審員団は事故死と判定した。

管理人コメント
 一体何リットルこぼせばこうなるんだよ… 本当は自殺だったんじゃないの。
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