原文:
http://americanfolklore.net/folklore/2010/07/the_llorona_omen_of_death.html
言い伝えによると、Lloronaは貧しい少女で金持ちの貴族に恋していた。彼女は彼の子を3人も産んだ。Lloronaは貴族が自分と結婚してくれると思っていたが、彼はそれを拒否した。彼によると、婚外子が3人もいては体裁が悪い、いなければ結婚を考えてもいいが、ということだった。そこで少女は3人の子供を川に突き落とし、貴族の男に対する自らの愛を証明しようとした。だが彼が結婚を決めたのは、彼女ではなく他の女性だった。少女は悲しみに暮れながら子供たちの名を呼んだが、彼らが戻ってくるはずもなかった。そこで彼女は自らも川に身を投げた。彼女の魂はこの世の終わりまで川辺をさまよい、子供たちを求めて泣いているのだという。そして彼女の姿を見た者は死ぬことになる。
家が近くにある2人の若い男が、この話をしながら自家用車に相乗りして帰宅している途中(訳注:アメリカでは結構一般的な習慣で、特に変な含みはないと思われる)、窓が閉まっているにもかかわらず確かに泣き声を聞いた。それは赤ん坊か猫の声のように聞こえた。そして道路の脇に白い霧が立ちこめ始めたのだ。霧は街路樹の周りを動き回った後、白い服を着た美しい少女の姿になった。彼女は泣きながら手を合わせていた。2人は自分たちがLloronaの幽霊を見ていることに気づいた。ドライバーはアクセルをいっぱいに踏むと、一目散にその場を立ち去った。Lloronaの姿は車が交差点に入るまでバックミラーに映っていた。
帰宅した2人はLloronaを見た者は死ぬという噂におびえていたが、その夜は別に何も起こらなかった。翌日になると、彼らは昨日の出来事について、幻を見ただけだろうと笑い飛ばすようになった。
次の夜、彼らがまた相乗りで帰宅していると、昨晩泣き声を聞いたのと同じ場所でタイヤがパンクした。車はコントロールを失って街路樹に激突し、彼らは即死した。その街路樹はLlonoraが現れた場所にあった。
(終わり)
管理人
母親が恋人の要求で子供を殺したという事件は海外(イギリスだったと思います)で実際にありました。実際に死んだのは一人で、母親は自殺していませんが、多分その事件を元にした都市伝説でしょう。
ちなみに実際の事件で、男が子供の殺害を命じた動機は「凡庸な道徳を超越するため」でした… 実際の事件の方が動機が
面白い、罪深い気がしますね。